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【子育て中のあなたへ】感情的にならないための「子育てマインドフルネス」

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ヨシボウ

こんにちは!
ヨシボウです

毎日、子育てに奮闘しているあなた。本当にお疲れさまです。

今日も、ついカッとなって子どもに怒鳴ってしまった…

どうしてこんなにイライラしちゃうんだろう…

理想の親とは程遠い自分に、自己嫌悪…

子育てをしていると、こんなふうに感情が大きく揺さぶられるとき、ありますよね。

わかります、ぼくも同じような経験をたくさんしてきました。

でも、もしそのイライラや感情の波を、ほんの少しでも穏やかにできる方法があるとしたら、試してみたいと思いませんか?

しかも、それが 1日たった5分 で実践できるとしたら、、、?

今回の記事では、そんな毎日がんばるあなたのために、「子育てマインドフルネス」という処方箋をご紹介します。

この記事をさいごまで読めば、感情に振り回される毎日から抜け出し、もっと穏やかで、もっと自分らしい子育てができるようになるはず。

決して怪しいものではないので、安心してくださいね。

それでは、はじめていきましょう🎵

この記事を書いた人
ヨシボウ
  • 浄土真宗本願寺派の現役僧侶
  • ブログ歴3年、5サイトを運営
  • 趣味はブログと読書と朝活
  • マインドフルネススペシャリスト資格所持

@yoshi_bows

目次

なぜ、子育て中は感情的になってしまうの?

そもそも、どうして子育て中はこんなにも感情のコントロールが難しくなってしまうのでしょうか。

その理由は、あなたの心が弱いからでも、親としての愛情が足りないからでも、まったくありません。

それは、私たちの「脳の仕組み」と深く関係しているのです。

脳はマルチタスクが苦手

私たちの脳は、知らないうちに数多くのマルチタスクをこなしています。

  • 子どもの朝の支度をさせながら、
  • 朝食の準備をして、
  • 自分の仕事の段取りを考えて、
  • 保育園からの連絡事項を思い出して…

こんなふうに、常に複数のことを同時に考えていませんか?

実は、脳は一つのことに集中する方がパフォーマンスを発揮でき、リラックスさえするのです。

逆に、常にマルチタスクの状態にあると、脳はどんどん疲弊していきます。

これを「脳疲労」と呼びます。

脳が疲れていると、心の余裕がなくなり、普段なら気にならないような些細なことでカッとなってしまう。

これが、子育て中にイライラしやすくなる大きな原因の一つなんです。

「今」にいない、さまよう心

もう一つ、「マインドワンダリング」ということばがあります。

これは「心のさまよい」という意味。

例えば、子どもと公園で遊んでいるとき。

あ、今日の夕飯どうしよう…

さっき上司に言われた一言が気になるな…

週末の予定、どうしようかな…

体は子どもと一緒に公園にいるのに、心は過去の後悔や未来の不安、やるべきことに囚われてしまう。

あちこちをさまよっている。そんな状態がマインドワンダリングです。

この心のさまよいは、ストレスや不安を増大させることがわかっています。

子どもといる「今、この瞬間」を心から楽しめず、気づけばイライラや焦りだけが募っていく。

子育て中の感情的な反応は、こうした脳の性質が原因。

だから、自分を責める必要はまったくないのです。

感情の波を乗りこなす「マインドフルネス」という羅針盤

では、どうすれば脳の疲れを癒し、さまよう心を「今」に引き戻すことができるのでしょうか。

その答えが マインドフルネス です。

マインドフルネスって、なあに?

マインドフルネスとは、ものすごくシンプルに言うと、

目の前の一つのことに、ただ集中している状態

のこと。

例えば、美味しいコーヒーを飲むとき。

香りや温度、舌触り、喉を通る感覚…その一つひとつを丁寧に味わう。

これがマインドフルネスです。

決して「無になる」ことではありません。


瞑想中に「あ、夕飯のこと考えちゃった」と意識が逸れても大丈夫。


「今、意識が逸れたな」と気づいて、また呼吸に注意を戻す。

この 「気づいて、戻す」 というプロセスこそが、心を鍛えるトレーニングになるのです。

マインドフルネスは宗教的な修行ではなく、科学的にも効果が証明されている脳と心を整えるためのスキル。

Googleやトヨタといった世界的な企業も、社員の集中力アップやストレス軽減のために導入しているんですよ。

なぜマインドフルネスが子育てに効くの?

マインドフルネスを実践すると、子育て中のあなたにこんな嬉しい効果が期待できます。

  • ストレスが軽減される:
    「今」に集中することで、過去や未来への不安から解放されます。
  • 集中力が向上する:
    脳の疲れがとれ、子どもの話や遊びにしっかりと向き合えるようになります。
  • 感情のコントロールがうまくなる:
    自分の感情の動きに「気づく」ことができるようになり、カッとなる前に一呼吸おけるようになります。
  • 自己肯定感が向上する:
    ありのままの自分や子どもを受け入れられるようになり、自己嫌悪が減っていきます。
  • 幸福感が高まる:
    日常の些細なことに喜びや感謝を感じられるようになります。

マインドフルネスは、感情の荒波に飲み込まれないための、いわば「心の筋トレ」。

続けることで、穏やかでブレない自分軸を手に入れることができるのです。

1日5分から!今日からできる「子育てマインドフルネス」実践法

でも、瞑想なんてする時間ないよ!

ほとんどの方が感じておられるでしょう。

でも、大丈です。

子育てマインドフルネスは、特別な時間や場所を必要としません。

日常のスキマ時間でできる、かんたんな方法をご紹介します。

① 基本の「き」:1分間の呼吸の瞑想

まずは、すべての基本となる呼吸の瞑想から。

子どもがお昼寝したあと、寝る前のベッドの中、あるいはトイレに座ったときでもOKです。

STEP

ラクな姿勢で座る

イスでも床でも、あなたがリラックスできる姿勢で座りましょう。
背筋を軽く伸ばします。

STEP

目を閉じる

軽く目を閉じるか、難しければ半目にします。

STEP

鼻呼吸に集中する

自分の呼吸に、そっと注意を向けます。
鼻から息が入り、お腹がふくらむ。そして、鼻から息が出ていき、お腹がへこむ、、、

STEP

呼吸を実況中継する

意識を向けにくければ、「吸ってる、膨らんでる」「吐いてる、へこんでる」と、心の中で実況中継してみるのもおすすめです。

STEP

意識が逸れたら気づいて戻す

この作業が超重要。瞑想をしていると、必ず他のことを考えてしまいます。それでOK。
「あ、考えごとをしていたな」と優しく気づいて、またそっと呼吸に意識を戻します。

これを、まずは1分間だけやってみてください。

タイマーをかけると集中しやすいですよ。

たった1分でも、頭の中がスッと静かになる感覚があるはずです。

②日常がすべて瞑想になる:食べる瞑想・聴く瞑想

子育て中の日常は、マインドフルネスのチャンスにあふれています。

意識を向け、一つのことに集中できる行為・行動は、すべてマインドフルな時間になりますよ。

  • 食べる瞑想:
    子どもと一緒に食べるおやつ。「甘いね」「サクサクするね」と、色や形、香り、食感をじっくり味わってみる。
  • 聴く瞑想:
    子どもの話を聞くとき。「へぇ、それで?」「うんうん」と、ただひたすら耳を傾ける。途中で評価したり、アドバイスしたりせず、ただ子どものことばを音として受け止めてみる。
  • 洗い物瞑想:
    食器を洗いながら、水の温度、泡の感触、お皿のキュッという音に集中する。
  • 寝顔を見る瞑想:
    子どもの寝顔を、ただ静かに見つめる。穏やかな呼吸、小さな寝息、まつげの長さ。その存在そのものを、ただ感じる。

ポイントは 「五感をフルに使う」 こと。

一つの感覚に集中することで、頭の中のおしゃべりが自然と止み、心が穏やかになっていくのです。

イラッとした「瞬間」に効く!感情の応急処置

マインドフルネスが大切なのはわかった。
でも、今まさにカッとなりそうなときはどうすればいいの!?

そんな緊急事態のために、即効性のあるテクニックもお伝えします。

アンガーマネジメントにも通じる方法です。

【STOPメソッド】

  1. S (Stop):
    とにかく止まるカッとしたら、まずすべての動きと言動を止めます。
    衝動的に怒鳴るのを防ぐ、最初の防波堤です。
  2. T (Take a breath):
    深呼吸する鼻から4秒かけてゆっくり息を吸い、口から6〜8秒かけてさらにゆっくりと息を吐き出します。 これを3回繰り返すだけで、興奮していた交感神経が落ち着き、リラックスを司る副交感神経が優位になります。
  3. O (Observe):
    観察する自分の内側で何が起きているか、客観的に観察します。
    「心臓がドキドキしているな」「顔が熱くなっているな」「『なんで言うこと聞かないの!』って思ってるな」。感情に飲み込まれるのではなく、一歩引いて眺めるイメージです。
  4. P (Proceed):
    そして、進む一呼吸おいて冷静になったら、どう行動するかを選びます。
    感情的に怒鳴る以外の選択肢が見えてくるはず。「今は少し離れよう」「目線を合わせて、もう一度伝えてみよう」など、より建設的な対応ができるようになります。

この4ステップを、イラッとしたときのお守りにしてみてください。

感情の爆発を未然に防ぐ、強力なツールになります。

子育てマインドフルネスを続けるための、大切な心構え

さいごに、マインドフルネスを続けるための、いちばん大切なことをお伝えします。

それは、、、

「完璧を目指さない」 ということ

「今日も瞑想できなかった…」

「また感情的に怒っちゃった…」

そんなふうに、できなかった自分を責めないでください。

マインドフルネスで大切なのは、うまくいかない自分にも「ああ、今はできていないな」と気づき、それを あるがままに受け入れる ことです。

意識が逸れてしまう自分も、イライラしてしまう自分も、それでいい。

そんな自分に気づけただけで、もうマインドフルネスは始まっています。

1日5分でも、いや1分でもいい。

毎日続けることが、少しずつあなたの心を柔軟にし、育てていきます。

まとめ:完璧な親より、「ごきげんな親」でいよう

さいごにザザッとの内容を5つのポイントにまとめてみましょう。

  • 子育てのイライラは脳の仕組みが原因。
    自分を責めないで。
  • マインドフルネスは「今、ここに集中する」ための心のトレーニング。
  • 1日5分からでOK!
    「呼吸の瞑想」「食べる瞑想」「洗い物瞑想」などを日常に取り入れてみよう。
  • カッとなったら「STOPメソッド」で応急処置。
  • 完璧を目指さず、できない自分も受け入れることが大切。

マインドフルネスは、あなたを「完璧な親」にするためのものではありません。

マインドフルネスは、あなたが 「ごきげんな親」 でいる時間を増やすためのツールです。

あなたが穏やかで、笑顔でいられる時間が増えれば、それは必ず子どもにも伝わります。

あなたの心の平穏は、なによりの贈り物になるはず。

今日からぜひ、あなたの生活の一部に、子育てマインドフルネスを取り入れてみてくださいね。

長い記事をさいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

あなたの毎日が、昨日より少しでも穏やかで、マインドフルなものでありますように。

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