瞑想アプリでメンタルケアしてみませんか? 詳しくはこちら

「慈悲の瞑想」とは?自分と他者への優しさを育む具体的なやり方と効果

  • URLをコピーしました!
要約を生成中...

要約結果

要約の生成に失敗しました。時間をおいて再度お試しください。
ヨシボウ

こんにちは!
ヨシボウです


日々の生活の中で、私たちはさまざまな感情と向き合っていますよね。

仕事でのストレス、人間関係の悩み、漠然とした不安など、こころが落ち着かないと感じる瞬間は少なくないでしょう。

そんなとき、自分自身や周りの人たちに優しさを向けることの大切さを感じたことはありませんか?

今回は、こころに平穏をもたらし、他者への共感を育む「慈悲の瞑想」について、ぼくが実践していることやその効果をわかりやすく解説してみたいと思います。

「慈悲の瞑想」と聞くと、もしかしたら少し難しく感じる方もいるかもしれませんね。

でも、安心してください。誰でもかんたんに、そしてすぐに実践できる瞑想です。

それでは、はじめていきましょう🎵

この記事を書いた人
ヨシボウ
  • 浄土真宗本願寺派の現役僧侶
  • ブログ歴4年、5サイトを運営
  • 趣味はブログと読書と朝活
  • マインドフルネススペシャリスト資格所持

@yoshi_bows

目次

慈悲の瞑想とは?こころを優しさで満たす実践

まず、「慈悲の瞑想」とは何か、その基本について深掘りしていきましょう。

慈悲の瞑想は、英語では「メッタ瞑想(Metta Meditation)」と呼ばれています。

メッタとはパーリ語で「慈しみ」「友愛」「無条件の優しさ」を意味する言葉なんですよね。

つまり、慈悲の瞑想は、自分自身、そして他者に対して、無条件の優しさや慈しみのこころを育む瞑想方法なのです。

通常の瞑想が呼吸や身体の感覚に意識を集中させるのに対し、慈悲の瞑想は「願い」や「フレーズ」に意識を向けます。

特定の定型句を心の中で繰り返し唱えることで、こころの中にポジティブな感情を湧き上がらせ、それを広げていくイメージを持つと良いでしょう。

一般的にマインドフルネス瞑想は、目の前のことに集中することで脳の疲労を回復させたり、集中力を高めたりする効果があるのはご存知の通りですよね。

慈悲の瞑想は、それに加えて、こころの平穏と他者への共感を深めるという、より深い効果が期待できます。

なぜ慈悲の瞑想が必要なのか?

現代社会を生きる私たちは、とかく競争に晒され、自分自身を責めたり、他人と比較したりしがちです。

その結果、自己肯定感が低くなったり、人間関係に悩んだりすることも。。。

慈悲の瞑想は、そうしたネガティブな感情の連鎖を断ち切り、こころを穏やかな状態へと導いてくれます。

自分自身を慈しむことからはじめ、その優しさを身近な人、そして最終的にはすべての人へと広げていく過程で、こころはより寛容になり、生きづらさを感じにくくなるのです。

ぼくたちが日頃感じるストレスのほとんどは、過去の後悔や未来への不安から生まれるものだと感じます。

慈悲の瞑想は、そうした「いま」ではないことへの囚われから解放し、現在に意識を集中することで、こころの安定をもたらしてくれるのです。

慈悲の瞑想の嬉しい効果とメリット

慈悲の瞑想を継続的に実践することで、さまざまなポジティブな効果が得られます。

ここでは、とくにぼくが実感している効果についていくつかご紹介しますね。

ストレスが軽減する

慈悲の瞑想は、自分自身や他者へのポジティブな感情を育むことで、こころの緊張を和らげます。

とくに、怒りや不安といったネガティブな感情に囚われやすいとき、それらの感情を客観的に観察し、優しさの感情に置き換える練習をすることで、ストレスレベルが大きく低下するのを感じるでしょう。

自己肯定感が向上する

自分自身に優しさを向ける練習は、自己受容感を高めます。

完璧ではない自分を許し、ありのままの自分を受け入れることで、自己肯定感が自然と向上するのです。

自分自身を大切にできるようになると、他人からの評価に過度に左右されることも減り、より自信を持って毎日を過ごせるようになります。

ポジティブな感情が増加する

感謝や喜び、安心といったポジティブな感情を意識的に育むことで、こころの全体的な幸福度が高まります。

ネガティブな思考パターンに陥りやすい人にとって、慈悲の瞑想は、こころをポジティブな方向へとシフトさせる強力なツールとなるでしょう。

人間関係が改善する

他者への慈しみを育むことは、人間関係の質を高めることに直結します。

相手の立場に立って物事を考えたり、相手の感情に共感したりする力が養われるため、より穏やかで建設的なコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

家族、友人、職場の同僚など、あらゆる人間関係において、優しさと理解をもって接することができるようになるのです。

睡眠の質が向上する

こころが穏やかになることで、睡眠の質も向上します。

不安や心配事が減り、リラックスした状態で眠りにつくことができるため、深い眠りに入りやすくなるでしょう。

ぼくも寝る前に慈悲の瞑想を実践することで、以前よりもぐっすり眠れるようになったと感じています。

慈悲の瞑想の具体的なやり方:5つのステップ

慈悲の瞑想には、いくつかのやり方がありますが、今回は初心者の方でも実践しやすい5つのステップをご紹介します。

静かで落ち着ける場所を見つけて、ぜひ試してみてくださいね。

STEP1:自分自身に慈しみを向ける

まずは、一番大切な自分自身に優しさを向けます。

楽な姿勢で座り、目を閉じるか、半開きにして視線を少し下に向けましょう。

ゆっくりと深呼吸を数回行い、こころを落ち着かせます。

次に、以下の定型句を心の中で静かに唱えます。

STEP1:自分自身に慈しみを向ける
  • 「私が幸せでありますように。」
  • 「私がこころ穏やかでありますように。」
  • 「私が健やかでありますように。」
  • 「私が安全でありますように。」
  • 「私がすべての苦しみから解放されますように。」

これらのことばを、こころから自分自身に語りかけるように、一つずつ丁寧に繰り返します。

それぞれの願いが、自分の中に浸透していくのを感じてみてください。

STEP2:大切な人に慈しみを向ける

自分自身に優しさを向けられるようになったら、次に、あなたにとって大切な人、愛する人(家族、友人、パートナーなど)を心の中に思い浮かべます。

その人の幸せを心から願い、以下のことばを唱えます。

STEP2:大切な人に慈しみを向ける
  • 「あなたが幸せでありますように。」
  • 「あなたがこころ穏やかでありますように。」
  • 「あなたが健やかでありますように。」
  • 「あなたが安全でありますように。」
  • 「あなたがすべての苦しみから解放されますように。」

その人の笑顔や、その人との温かい思い出を思い浮かべながら、願いを込めてください。

STEP3:中立的な人に慈しみを向ける

次に、特に感情的なつながりのない、中立的な人(たとえば、毎日見かけるコンビニの店員さん、駅ですれ違う人など)を心の中に思い浮かべます。

その人に対して、特別な感情はなくても、純粋な願いとして、以下のことばを唱えます。

STEP3:中立的な人に慈しみを向ける
  • 「あなたが幸せでありますように。」
  • 「あなたがこころ穏やかでありますように。」
  • 「あなたが健やかでありますように。」
  • 「あなたが安全でありますように。」
  • 「あなたがすべての苦しみから解放されますように。」

これは、自分の慈しみのこころを、感情的なつながりの有無にかかわらず広げていく練習です。

STEP4:苦手な人に慈しみを向ける

このステップは少し難しいかもしれませんが、非常に重要な練習です。

あなたにとって苦手な人、あるいは嫌いだと感じる人を心の中に思い浮かべます。

その人に対して、無理に好意を持つ必要はありません。

ただ、その人もまた苦しみを持っている存在であることを理解し、その人の苦しみが和らぐことを願います。

STEP4:苦手な人に慈しみを向ける
  • 「あなたが幸せでありますように。」
  • 「あなたがこころ穏やかでありますように。」
  • 「あなたが健やかでありますように。」
  • 「あなたが安全でありますように。」
  • 「あなたがすべての苦しみから解放されますように。」

この練習は、相手を許すということではなく、自分自身のこころからネガティブな感情を解き放つことが目的です。

相手への怒りや嫌悪感が、自分自身のこころを縛り付けていることに気付くかもしれません。

STEP5:すべての人に慈しみを向ける

さいごに、地球上のすべての人々、生きとし生けるものすべてを心の中に思い浮かべます。

そこには、知り合いも、知らない人も、好きな人も、嫌いな人も含まれます。

すべてが幸せでありますように、という普遍的な願いを込めて、以下のことばを唱えます。

STEP5:すべての人に慈しみを向ける
  • 「すべての生きとし生けるものが幸せでありますように。」
  • 「すべての生きとし生けるものがこころ穏やかでありますように。」
  • 「すべての生きとし生けるものが健やかでありますように。」
  • 「すべての生きとし生けるものが安全でありますように。」
  • 「すべての生きとし生けるものがすべての苦しみから解放されますように。」

この段階では、こころが宇宙全体に広がるような感覚を覚えるかもしれません。


以上が慈悲の瞑想の基本ステップです。

リーリーくん

こんなことで、ホントに効果があるのかな。。。

なんて思われるかもですが、個人的にはかなりアリです!

こころが満たされていくような感覚になるんですよね。

唱えることばは、少しくらいなら変化してもOKです。

ぜひ、試してみてくださいね🎵

慈悲の瞑想を実践する上でのコツと注意点

慈悲の瞑想は、かんたんに始められる瞑想です。

しかし、いくつか押さえておきたいコツと注意点があります。

ザザッとご紹介しますね。

完璧を目指さない

初めて慈悲の瞑想をする際、ことばを唱えながらも、集中できなかったり、雑念が湧いたりすることがあるかもしれません。

まったく問題ありません。

大切なのは、完璧にこなすことではなく、優しさを育む意図を持って実践することです。

意識が逸れたら、またことばに意識を戻す。これだけで良いのです。

感情を無理に押し込めない

苦手な人に慈しみを向けるステップで、嫌悪感や怒りが湧き上がることがあります。

その感情を無理に押し込める必要はありません。

ただ、その感情があることを認識し、客観的に観察してみましょう。

感情に飲み込まれることなく、「いま、私はこの感情を感じているな」と気付くことが大切です。

短い時間から始める

最初は、5分や10分といった短い時間から始めるのがおすすめです。

毎日継続することが何よりも重要だからです。

慣れてきたら、少しずつ時間を延ばしていくと良いでしょう。

朝起きたときや寝る前、あるいは通勤電車の中など、日常生活の隙間時間に取り入れてみてください。

定型句はアレンジしてもOK

今回ご紹介した定型句はあくまで一例です。

もし、しっくりこないことばがあれば、ご自身でアレンジしても構いません。

あなた自身がこころから優しさを感じられることばを選ぶことが大切です。

音声ガイドを活用するのも良い

初めて慈悲の瞑想をする方にとって、音声ガイドは非常に役立ちます。

ガイドの声に導かれることで、集中しやすくなりますし、瞑想のプロセスをよりスムーズに進めることができるでしょう。

YouTubeや瞑想アプリなどで、「慈悲の瞑想 ガイド」と検索すると、たくさんの音声ガイドが見つかりますよ。

慈悲の瞑想に関するよくある質問

慈悲の瞑想に関して、よくある質問をまとめてみました。

ぜひ、参考にしてくださいね。

慈悲の瞑想はいつ行うのが効果的ですか?

特に決まった時間はありませんが、朝起きてすぐや、夜寝る前など、こころが比較的落ち着いている時間帯がおすすめです。

日中の休憩時間や、少しストレスを感じたときなど、気分転換として取り入れるのも良いでしょう。

慈悲の瞑想は毎日続けるべきですか?

はい、毎日続けることが理想的です。

瞑想の効果は、継続することで徐々に現れてくるものです。

たとえ短い時間でも、毎日続けることがこころの習慣化につながります。

Q: 慈悲の瞑想は誰でもできますか?

基本的に誰でも実践できます。

ただし、重度の精神疾患を患っている方や、強いトラウマを抱えている方は、症状が悪化する可能性もあるため、専門家の指導の下で行うことをおすすめします。

不快な感情が湧き上がってきた場合は、無理をせず中断しましょう。

慈悲の瞑想は宗教的なものですか?

慈悲の瞑想のルーツは仏教にありますが、マインドフルネス瞑想と同様に、現代では宗教色を排した形で実践されています。

こころのトレーニングとして、誰でも気軽に取り組むことができますよ。

まとめ:慈悲の瞑想でこころ豊かな毎日を

「慈悲の瞑想」は、自分自身、そして他者への無条件の優しさを育む、とても温かい瞑想です。

日々の実践を通じて、こころの平穏を手に入れ、ストレスを軽減し、自己肯定感を高め、人間関係をより良いものにすることができます。

最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、焦らず、あなたのペースで続けてみてください。

ぼくも毎日続けていることで、以前よりも穏やかな気持ちで毎日を過ごせるようになりました。

「慈悲の瞑想」をあなたの生活の一部に取り入れて、こころ豊かな毎日を過ごしてみませんか?

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

今日も、マインドフルな1日でありますように。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次